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日本の道路を車で走っていると、至る所にのぼりを見る事が出来ます。特に有名な幹線道路沿いには、ラーメンやうどん屋さん、様々な飲食店ののぼりを見かけます。それに連れられて、お店の中に入るなんていうことも、日本では日常茶飯事のような気がします。海外でも、のぼりの文化はあるのでしょうか?今までに、韓国とベトナムで暮らした経験があります。どちらの国にも、のぼりはあります。

例えば韓国ですが、韓国ののぼりは日本のように、文字だけのものではなく、必ずと言っていいほど写真つきののぼりが多いような気がします。ほとんどが、飲食店ののぼりなのですが、ポップな字で書かれたハングルに、お店の一押しメニューがそこにあります。韓国で人気の焼酎ののぼりや、ビールののぼりも一緒においてある事が多いです。美味しそうな写真と一緒に、インパクトのある色で文字が書かれているので、歩いていてもついつい目が行ってしまいます。かなりの宣伝効果だと思います。私もこの店頭ののぼりを見て、つられてお店に入った事が何度もありました。まさに功を奏している宣伝方法だと思います。

そして次ぐにベトナムです。ベトナムは日本と違って、バイク社会です。なので、のぼりもバイクから見えるちょうどいい位置に、上手く設置していあるような気がします。まだまだのぼりの文化はそれほど浸透していませんが、やはり飲食店ののぼりが多いです。有名なベトナムハムののぼりや、人気チェーン店の飲食店ののぼりなど、カラフルで目に焼きつくのぼりが多い気がします。歩いているとそうでもないですが、タクシーやバイクに乗って通りを見ると、これらののぼりが目に飛び込んできます。ベトナム人は、カラフルな色のものが好きなので、のぼりに使われている色も、ショッキングピンクやオレンジ、黄色などの暖色系です。最近は、韓国やアメリカから外資系のパン屋さんやケーキ屋さんが進出して来ているので、それらのお店ののぼりは、ベトナムのものとは明らかに違って、センスあるスタイリッシュなのぼりになっています。多くは、英語で書かれているので、外国人の目にも良く止まります。私が今までに行った海外の中で、最もスタイリッシュなのぼりを出していたのは、やはりニューヨークだと思います。お店ごとののぼりのデザインが、本当に素敵で、色遣いやのぼりの大きさ、さらにはのぼりの飾り方まで、計算しつくされたデコレーションで、うっとりするほどでした。日本ののぼりもいいけど、海外に行ったら海外ののぼりを見るのも、また楽しいひと時だと思いました。

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